Makeのblogでも時々みかけるテオ・ヤンセンの展覧会に行ってきました。
こういうやつです。
展覧会のタイトルの通り、ヤンセンさんは生命体としてこれらの作品を作っているそうな。
実際、風力によってこれらの生命は活動するように設計されています。
会場内に説明は無かったけど、一連のシリーズが作られ始めた1990年は人工生命が流行っていたころだし、ヤンセンさんは大学で物理学を学んでいたそうなので、これらの作品は人工生命研究としての側面もあるのかも。
さて、生命である以上、当然ながら死もあるわけで、会場内ではそれら死んでしまった過去の作品は「化石」として展示されています。
上の写真の生命体も、化石だそうです。
一応、今回唯一生きているのは最新作であるこれ。
といっても、室内展示用に風力伝達用のシャフトを切断されていたりします。
並んでいるペットボトルは風を圧縮して溜め込むための臓器(人間で言えば肝臓の一部の機能か脂肪にあたる?)で、これにより無風状態でも2,3分は活動可能だそうです。
自己修復や自己複製が出来ないなど生命としてはまだ未完成で、それらを克服させるよう進化させるのがヤンセンさんの目標だそうな。
ヤンセンさんと共生関係を保たないと絶滅するってのもどうにかするのかな。
会場内にはヤンセンさんの仕事場をイメージしたコーナーがあって、そこにこんなものが。
ATARI 1040STだそうな。
設計時にコンピュータシミュレートをやるらしいけど、会場にあるってことは、現役で使っているわけではないはず。
今は何使ってるのかな?
広々としていて、割と自由に撮影もできて、一部の展示品には実際に触れることも出来る、子供から老人まで楽しめるよい展示でした。
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