結局はペイントソフト
wii-tagのソフトウェア部分は結局の所ペイントソフトです。元ネタであるLaser Tagのソフトウェアにはセッティング用のツールも含まれてはいるけど、こちらも本質的にはペイントソフトってのは議論を待たないかと。
元々Laser Tagは仮想的にスプレーをレーザーに置き換えたものだし、GRLのGはgraffitiのGなわけで、当然といえば当然ですが。
wii-tagにしても、実際にはマウスでも描く事が出来るように作られているし、他のポインティングデバイス用に拡張しやすいよう、ある程度、気を使って作っていたりもします。
なので、作っているのはwii-tagというより、wii-tagをするためのプラットフォームというのが正しいわけです。丁度いい名前が無いので、もうしばらくはwii-tagと呼ぶ予定。
Laser Tagの面白さ
wii-tagを作ろうと思った頃に、少し考えたのだけど、レーザータグの面白さは、レーザーで描く事ではなくて、都市の壁面に別の文脈を持ち込む点にあるのですよ。実際には壁面どころか路面にビデオカメラとプロジェクターとパソコンという装置を持ち込んでいるので、言葉による説明によって想像される以上の文脈の衝突があったりするわけです。
今思い出したけど、去年Python with Hardwareのみなさんたちと秋葉原で飲み会をしたとき、居酒屋の壁面にプロジェクションをしたけど、起きている事態としては同じですね。
とはいえ、都市の文脈に別の文脈をぶつけるというのは、スプレーを使ったtaggingやgraffitiやらと変わらないわけで、レーザータグにしろwii-tagにしろ、それら旧来の手法とどうちがうのかってのは、しっかり考えるべき問題かと思います。
現象レベルでは、物理的痕跡が残るかどうかというのが大きな違いではあるけど、そこはあまり重要じゃない予感がします(許可を取る際には大きなポイントですけど)。
0 件のコメント:
コメントを投稿