火曜日, 4月 06, 2010

子供が出来て考えたこと

出来たといっても、まだ生まれていないので、正直まだ実感が湧かない
エコー写真で1cmも満たない黒い影(既に心臓は動いているらしい)を見ても良く分からない。
そんな状態で思ったことをいくつか。

母子手帳。父はどこに?


妊娠すると母子手帳ってのがもらえます。正確には母子健康手帳です。市町村(区)から交付されます。
とりあえずツッコミどころとして「母子」なんですよね。「父」はどこに行ったんでしょう?ものすごい疎外感です。
これ、なんで「母子健康手帳」なのかっていうと、法律だからなんですね。母子保健法の第十六条にばっちり「母子健康手帳」と書いてあります。


(母子健康手帳)
第十六条  市町村は、妊娠の届出をした者に対して、母子健康手帳を交付しなければならない。
2  妊産婦は、医師、歯科医師、助産師又は保健師について、健康診査又は保健指導を受けたときは、その都度、母子健康手帳に必要な事項の記載を受けなければならない。乳児又は幼児の健康診査又は保健指導を受けた当該乳児又は幼児の保護者についても、同様とする。
3  母子健康手帳の様式は、厚生労働省令で定める。
4  前項の厚生労働省令は、健康診査等指針と調和が保たれたものでなければならない。


ちょっとひどいよね。一応、自治体によっては名称を親子手帳に変えているところもあるみたいですが(豊田市の事例岡山市の事例ぐぐって見つけた順)。
それと母子手帳とは別に父子手帳を用意している自治体もあります。例えば東京都は父親ハンドブックというものを配布しています(紙は180円で売っているそうな)。
とはいえ、法律でそのような名称を規程しているのはどうなんだろう。
まさか親子手帳ってのは男女共同参画(内閣府)でやるべきで、育児(厚生労働省)ではやるべきでない、みたいな典型的縦割行政ってことはないよね。

まあ、妊娠出産する上で、父親には何のリスクも無いというのも事実なわけですが。

産むより育てる(育つ)方が大変らしい


当たり前かもしれませんが、母子手帳で出産に関する部分って前の方のほんのちょっとです。あとは全部生まれてからのこと。
時間的にも生まれてからの方がはるかに長い(少なくともそれを期待する)わけですしね。
ただ産むのが楽かというとそうでもない。母体への負担はもちろんだけど、分娩可能な病院は妊娠確認後にすぐ予約しないと駄目らしい。今、Wikipediaの出産難民の項を見たけど、『「分娩予約が予定日の6ヶ月前」などという事態がみられ』と書いてある。6ヶ月前ならまだマシな方です。誰か書き換えておいて下さい。
ともかく、産科の医師不足ってのは深刻らしい。
とりあえずうちは予約できたので一安心しておく。

妊娠を伝える時期


当然ながら、妊娠した事を親戚知人に伝えねばなら無いわけで(内緒にしないといけない人もいるかもしれませんが)。うちは割とすぐ話しましたが。世の中には安定期になるまで話さないという人もいるらしい。
回りのサポートを得るには早い方がいいとは思うものの、初期流産の率は10~15%と結構高いので、ある程度待つというのも分かる気がする。
初期流産というのは防ぎようがない確率の問題らしいし。といっても妊婦はショックが大きいらしいし、場合によっては身体が危険になる場合もあるらしい。例によって父親には少なくとも身体的リスクは無いのだけど。精神的にはどうだろう。
なんだかんだで産むのも大変なような。

妊婦の様子


どうやら、ものすごく眠くなるらしい(寝つわり)。そして口に何か入れていないと気持ち悪くなるそうな(食べつわり)。なので少しの量を分散させて食べている。そうなのだが、明らかに量が増えているような気がしないでもない。それはともかく食べ過ぎは良くないらしい。赤ちゃんはまだ2cmぐらいなので、栄養が行っても処理し切れないのだろうな。赤ちゃんを育てるだけでなく母体も中をガードするために壁を作らなければならないだろうから、少しぐらいはいいのだろうか。食べられなくなるつわりは、もう少したったらなるみたいだし、そうなったら量も取れなくなるだろうし。
一応、ノートにその日何を食べたか記録しているけど、続くかしら。
嫁様は偏頭痛持ちなので、妊娠後に発生するかと思ったけど、どうやらなっていないらしい。人によっては症状がひどくなるらしいので、これはよかった。今気づいたけど、カフェインの摂取を減らしているのに頭痛になってないもよう。
コーヒーが切れると頭痛が起きる身としては羨ましい。



もうすこしエコー画像が人型になれば実感がわくようになるかなあ。