土曜日, 7月 28, 2007

電脳コイル10話,11話,小説版

イリーガルを追う人たちが過去に何かを失っているという共通点から、イリーガルを一種のキャッシュとしてみることが出来るかもしれない。
サッチーやキューちゃんがGCであることを考えると割りといいアナロジーな気がする。
さらに連想を進めると、キャッシュというものはそこで起きた事の記録というかアーカイブというより、無意識に近い性質を持っているように思える。
過去と現在の差分を自動的に集積され、意識に影響は与えつつも、意識の上には決して上がってこない。キャッシュを明示的に取得するということは、夢を見るのと同様なのかもしれない。
このあたりから連想が苦しくなって来るけど、ヤサコが夢で過去に出会う事を考えると自我の三層構造はコイルを読み解くのに良い補助線になるかもしれない。

無意識(あっち側、イリーガル)、意識(現実空間、電脳ペット)とすると超自我に相当するのは何だろう?空間管理局(お父さん、おばちゃん、サッチー)かな?

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