金曜日, 3月 21, 2008

ネグリ氏 来日中止 ネグリ対サミットという構図

日本中のいろんな人が、いろんな意味でがっかりしているアントニオ ネグリ氏来日中止問題。
憶測は良くないけど、いろんなとこのニュースから推測するにこんな経緯なのかな?
  • 当初はビザ無しで来れるはずだった
  • 来日直前、ビザが必要だと言う話が外務省から来る
  • ビザを取ろうとしたら、法務省がネグリ氏が過去に懲役を受けている事を問題にする
  • 確かにネグリ氏はイタリア国内での政治活動に対して有罪判決を受け過去に服役している
  • 出入国管理及び難民認定法では過去に1年以上の懲役、禁錮刑を受けたものは入国を禁止している
  • ただし政治犯罪者はその例外(あれ?来れるんじゃね?)
  • 政治犯であった事の証明をするための書類を用意するのは非常に難しい
  • ネグリ氏来日を断念
書類が無くても何とかなる可能性もあるらしいが、いずれにしろ今回は間に合わなかったらしい。
外務省、法務省の言う理由は妥当だが、なぜ来日直前になってビザが必要という話が出たのかが分からない。
今回のイベントはかなり前から準備されていたし、ネグリ氏の懲役が思想的理由にあることは明らか。つか、他の国には普通に行ってるらしいし。

そんなこんなで、も少し調べると洞爺湖サミットによる警戒強化が背景にあるとか無いとか。
とはいえ洞爺湖サミットだって昨日今日決まったものではないだろう。
「帝国」「マルチチュード」のネグリがサミットに阻まれるというのは、もの凄く象徴的というか何と言うか。

一応、未来永劫来日不可能というわけではないというのが救いかな。

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